2021年12月22日水曜日

手仕事の日本 柳宗悦 

 


 師走を迎えこの2021年を振り返ると、私はクラブハウスが与えてくれた世界にとても感謝しています。 世の中の流行り廃れは早く、今やオワコンと扱われているクラブハウスですが、私はここでたくさんの素敵な方達に出会うことができました。
その中でもGood農イングジャパンという、日本中の農家さんたちが消費者さんたちと繋がりたいと開いているお部屋が大好きです。
毎日日本中の生産者さんたちが、それぞれの地域のお天気を紹介しながら、たわいもない雑談を繰り広げるのですが、その方達が育てている野菜や果物、牛や豚、鳥などの生き物、それぞれの成長や地道な努力を紹介していただく度に、私は暮らしの中の美しさ、生活していく力強さを感じるのです。
それは、私が好きな民芸の世界にも通じるように思います。名もなき方達が作る、美しい尊い世界です。 

 日本の朝9時ごろから始まる私よく出かけるお部屋で、酪農をされてる生産者さんが農業新聞を読むお部屋をされています。毎日新聞を読む。そしてすこし感想を挟まれるだけなのですが、私にとってはとても良い勉強の機会です。私もそんなお部屋の顰に倣って、こんなお部屋を始めて見ることにしました。

私と民芸運動との出会いは10代の頃に訪れた静岡の芹沢美術館でした。
美術館はもちろん、芹沢銈介の作品を所蔵する素晴らしい美術館ですが、その中に、無名の方の作品を展示しているコーナーがあったのです。
芹沢銈介は日本民芸運動の共鳴者であり、柳宗悦の著書の挿絵もたくさん手がけています。
その民芸運動を紹介する一角で、私はとても美しい朝顔の暖簾を見ました。
鶯色とあわい浅葱色の間のような地色に青の朝顔が染色されていたように思います。もう遥か40年近く前の記憶ですので、間違いがあったらお許しください。

 その時に、そこに書かれていた案内板の言葉が、私にはとても印象深く残っています。
芹沢銈介は無名の職人、工人の作る作品の中に美を感じ慈しみを持っていたという内容でした。
私は心から共感して、そして民芸運動のことを知るようになりました。

 東京の井の頭線、駒場東大前から歩いて少し行ったところに日本民藝館があります。小さな美術館ですが、私は民芸運動のことを知ってから、度々ここを訪れ柳宗悦が唱えた世界に魅了されていったのです。

 柳宗悦が民芸品を紹介した著書は多数ありますが、私はその中でも、この岩波書房からの手仕事の日本が大好きです。この本をご紹介しながら、また、私の新しい学びの場になれたら幸せに思い、これからお部屋を開いてみたいと思います。

本来でしたら、序章からご紹介するものかもしれませんが、私はあとがきの言葉からご紹介したいと思います。
この本のイメージを持っていただけるのに最適かと思うからです。

どうぞお聞きください。
 
 これから少しづつ、ご紹介していきたいと思います。